椿の花咲く頃 - あらすじ20話と感想レビュー
いよいよ今回が最終回となります。終わってしまうのが寂しいですね・・・
前回のお話では、ドンベクが自分の意思で腎臓提供を決めたにも関わらず、ジョンスクは娘にこれ以上苦労をかけてはならないと、独りで最期を迎える決断をします。
ジョンスクは一命を取り留めることができたのでしょうか?
そして、ドンベクとヨンシクの恋は本当に終わってしまうのでしょうか?
最終回のあらすじ、どうぞご覧ください!!
椿の花咲く頃 20話あらすじ
行方が分からなくなってから、発見が遅くなったジョンスク。
幸いなことに病院へ運ばれ、人工透析の治療を受けることに。
しかし「奇跡でも起こらない限りは・・・」と担当医から言われたドンベクは、肩を落とす。
ドンベクが病院にいる間は、トクスンがピルグの面倒を見ている。
一緒にご飯を食べながら、2人は打ち解けていくのだ。
そんな中、ジョンニョルは記者会見を開いた。
「奥様はなぜ初婚だとウソを?」と記者から質問を受けると、「離婚歴が罪になるとでも?僕さえ知っていれば何の問題もないでしょ!他人にとやかく言われる筋合いはありません。これは警告です。このことを記事にしたら、ただじゃ置きません。家族を傷つけたら容赦なく訴えますから!」とジェシカを守るジョンニョル。
会見の様子を知ったジェシカは、涙を流すのだった。
その頃、ドンベクは一旦自宅に戻り、ヨンシクも付き添おうとする。
しかしキム刑事から連絡が入り、「パク・ソギュンが息子にメガネを持って来させるよう言っている」と報告を受け、警察に向かうことに。
警察ではソギュンの取り調べ中。
「なぜ被害者の口の中におがくずを?」と尋ねると、「死んでからも騒げないようにな!」とソギュンは答える。
「あの黄色いものはなぜ詰めた?」と聞くが、これに対しては無言を貫くのだった。
フンシクはというと、オンサンの通りを歩けば、店主たちに嫌味を言われ続ける。
「一緒に住んでいたのに、本当に何も気づいてなかったのかしら?」と・・・。
ドンベクはその光景を目撃し、自分がオンサンに来て嫌がらせを受けたことを思い出すのだ。
その後、フンシクをカメリアに招いたドンベクは、「人の目なんて、何でもないと思ってしまえばそれまでです」と元気づける。
するとフンシクは、「前からあなたに聞きたかったことが!」と話し始めた。
一方、ヨンシクは刑事に頼まれ、ソギュンの取り調べをすることに。
「ヒャンミさんを火葬しましたよ」と伝える。
「遺体はとても直視できる状態ではなかったそうです。喉にはボンドも詰まってたと。それに遺体の肝臓からプランクトンが。おじさんはまだ生きてるヒャンミさんを湖に捨てたんです。おがくずだけじゃ足りず、口の中にボンドまで・・・惨すぎます!」と続けるのだ。
その頃、「なぜいつも僕にサービスを?」とフンシクは尋ねる。
実はカメリアの壁に「ふざけるな」と落書きしたのは、ソギュンではなくフンシクだったのだ。
「サービスしてたことを覚えてたなんて、知らなかった」とドンベク。
するとフンシクは「敬語を・・・”知りませんでした”と言わなきゃ。なぜ茶碗蒸しまで?僕が哀れだから?町内一哀れなドンベクより、僕が哀れだから?」と話しながら咳き込み始める。
聞き覚えのある咳を聞いて、不安を覚えるドンベク。
警察署。
「フンシクが何か伝えたいようです。喉に詰まってたのは、ボンドじゃありません。それに、ヒャンミさんは溺死したのではなく、その前に死亡を。なぜそんなに動揺を?おじさんは人を殺せる人じゃない」と話すヨンシク。
その黄色い何かとは、日頃フンシクが身につけていた耳栓で、ヨンシクがメガネをソギョンに届けたのは、ヒャンミが何を飲み込んだのかを知らせるためだった。
メガネケースにはその耳栓も一緒に入っており、ソギュンの自白は正しいのか確かめるため。
ヒャンミをオンサン湖に沈めた時、ソギョンとフンシクは一緒にいた。
「俺が死んだらやめるか?犯行時は決まって俺の靴を」とソギョン。
「僕が人を殺すから工事現場から落下を?死のうと?だからって、5年も歩けないフリを?僕も騙されてた」とフンシク。
ソギョンが「お前が初めてネコを殺した時に戻れば・・・変われるか?」と尋ねると、「親父も知らないのか。僕がこう育ったのか、こう生まれたのか・・・」とフンシクは呟く。
「仕事に追われ、フンシクにかまってやれなかった。友達もできず、いつもネコを拾ってきては殺してたんだ。それで私が逃した。幼い息子に手を上げたりもしてみたが、息子は耳だけが敏感で、心は石のようだった。ヨンシク。息子が怪物だとしたら、育てた俺が責任を取らねば・・・」と話すソギュン。
ヨンシクはソギュンの話を聞いて、ドンベクが危険に晒されていると悟り、急いで助けに向かう。
その頃、カメリアでは、フンシクが火傷した手にハンマーを持っている。
不穏な空気を察知したドンベクは厨房に避難しようとするが、フンシクはドンベクの腕を握り離さない。
するとそこに、市場の店主たちからカメリアに向かうと続々連絡が来るのだ。
フンシクは事件を起こせば、自分が疑われると考え、「ドンベクさん、僕もあなたに助言を。安易に同情するのはよくないですよ」とだけ言い残し、立ち去っていく。
その後、ドンベクは店を出て行ったフンシクの頭をビールジョッキで殴るのだ。
「この人殺し!これはヒャンミのジョッキよ!ふざけないで!」と一撃する。
慌てて訪れたヨンシクも、ドンベクの様子を目撃し、「ドンベクさんは僕が守れると思ってたのに、ドンベクはドンベク自身が守る」とさらに惚れるのだ。
市場の店主たちは、フンシクを生贄にしようと棒を持ちながらそばに寄る。
しかし、ヨンシクをはじめ警察官らは、店主たちを止めようと必死なのだ。
その後、ジョンスクのお見舞いにやってきたドンベク。
「お母様がお望みの人たちを今日中にお呼びください」と看護師に言われ、トクスン、ピルグ、ヨンシクがやって来る。
トクスンは「安らかに眠れるよう祈っておやり。温かい気持ちで逝けると」と話す。
以前、ジョンスクは「会長、娘を認めてあげてください。私は余命を宣告されて、娘に会いに来たんです。ずっと孤独だった娘の家族になってあげてください。あの子は自分が大事にされたら、その恩を決して忘れません。娘に会いに来たことで、温かい気持ちで逝くことができます」とトクスンに伝えていたのだ。
そこで、「あなたが幸せでいてこそ、ピルグも幸せなの。自分の人生を生きるのよ!ピルグや私のことは気にせずに!」とドンベクとヨンシクの交際を認めるのだった。
その頃、ヨンシクとピルグは待合室にいる。
「病室に行かないの?お母さんが泣いてるんだ。それなのに随分呑気だね。他人だと思ってたら、こんなこと言わない!」とピルグも2人を応援することにしたのだ。
ドンベクはというと、「母さんが私を見ると逝ってしまいそうで入れない」と集中治療室には入れない様子。
するとピルグから勇気づけられたヨンシクが「よかったら、隣に座ってもいいかな?」と寄り添うのだった。
ヨンシクの顔を見るなり、ドンベクは抱きついて号泣する。
「もう何もかもやめてやるわ。精一杯生きたって何一つうまくいかない。奇跡は起こるなんて冗談じゃないわ!」と絶望するのだ。
そんな中、突然、担架に乗ったジョンスクが救急車で移送されることに。
実はギュテが国内最高規格の4WD救急車をチャーターしたり、警察が信号を操作したりと、オンサン町民が協力してくれたというのだ。
またチャヨンが離婚訴訟を2度も引き受けた有名な腎臓外科の名医に執刀してもらうという。
その頃、ジョンスクは夢を見るが、その夢はドンベクを捨てない決断をするというもの。
そして目を覚ますジョンスク。
隣で寝ていたドンベクが、腎臓を移植していたのだ。
ギュテは、酔っ払ったチャヨンを迎えに行くが、その時昔の思い出を振り返る。
いつもチャヨンが自分をリードしてくれ、プロポーズもチャヨンからであった。
その感謝を胸に、ギュテとチャヨンの絆は深まり、仲良く暮らすこととなった。
オンサン派出所の前では、ヨンシクらが収穫された唐辛子を干している。
「彼女は人生そのものが質素だったんです。結婚式くらい、盛大に挙げないと!」と大声で誓う。
そんな中、フンシクに呼びつけられ面会へ向かったヨンシク。
「僕が殺したのは6人じゃない。出前の男は僕じゃなくて、模倣犯の仕業です。要するに、1人殺せる奴は10人殺せる。殺人犯はどこにでもいる。誰にでもなり得るし、また現れる」と言いながら、フンシクは不気味な笑みを浮かべる。
するとヨンシクは、「悪人はそういないが、善人はいくらでもいる。悪人がどうあがいても、頭数では勝てない」と厳しい顔で伝えるのだ。
回復したジョンスクはというと、生命保険を解約し、ドンベクのためにカメリアを買うことに。
感謝される仕事をしたいと考えたドンベクは、カメリアに宅急便保管箱を作り、町民の荷物を保管するシステムを作るのだ。
ドンベクとヨンシクは、晴れて再び付き合うことになった。
ジョンニョルはドンベクに会いに来ると、500万ウォンが入った預金通帳を手渡すのだ。
「この中には永遠に500万が入ってる。いくら使おうが残高は変わらない。ピルグがメジャーリーガーになるまで、これでサポートする!」と話すのだ。
ドンベクが事態を把握できないでいると、ジョンスクが勝手に取り上げてしまう。
明くる日、ヨンシクはカメリアの前で蒸し餃子の屋台を始める。
一方、ジェシカはSNSをやめ、ジョンニョルと仲の良い夫婦となっていた。
ドンベクとヨンシクは相変わらず仲良くデート中。
「私があなたに出会ったのは奇跡かしら?」とドンベクがヨンシクに尋ねる。
「宝くじを信じます?」とヨンシクが答えると、「いいえ。私は私を信じます」とドンベク。
「僕もあなたを信じてます」とヨンシクも伝えるのだった。
時は経過した。
「俺に会いたかったらテレビを見て!」とドンベクに電話をかけるのは成人したピルグ。
「お母さん、愛してるよ!」と告げるのだ。
ピルグはなんとメジャーリーガーになり、2人にはゴウンという名前の娘が生まれていた。
「今思うと、私にとっては人生そのものが奇跡のようだったわ」とピルグのニュースを見ながら涙を流すドンベクだったのである。
椿の花咲く頃 20話感想
実は連続殺人犯は、ソギョンではなくまさかのフンシク!
ジョンスクの記憶は、正しかったということになりますね・・・
フンシクがカメリアでハンマーを手にした時は、どうなるかとヒヤヒヤしましたが、ドンベクが仕返しをして、逮捕されるという展開に!
これまでの辛い経験を乗り越えた強さが、ドンベクに勇気を与えました。
そして、ジョンスクは町民の方々の協力やサポートもあって無事に回復!
トクスンやピルグも、ドンベクとヨンシクの交際を認め、見事によりを戻すことになりました。
フンシクも逮捕され、オンサンの町には再び平和が訪れました!
ハッピーエンドで本当によかったです♪
これまで見てくださった皆さま、ありがとうございました!またどこかで・・・♪