不滅の恋人 - あらすじ1話と感想レビュー
「愛の不時着」「梨泰院クラス」はNetflixの総合TOP10で、常に上位にランクインしていたことも記憶に新しいですね。
この記事では、韓国ドラマ「不滅の恋人」のあらすじと筆者が見たドラマの感想について、ご紹介します。
- 1話のあらすじ、感想。
- 前後のお話も見たい方へ 各話のリンク
不滅の恋人 1話あらすじ
過酷な雪道を歩くところから物語は始まる。
男性2人と女性1人。
彼らは戦地から戻ってきたウンソン大君/イ・フィ(以降、フィ)、側近のパク・キトゥク(以降、キトゥク)と女真族の娘ルシゲであった。
※大君:王妃の産んだ王子の称号のこと
※女真族:現在は満州族と呼ばれ、中国の少数民族の一つ
その頃、王であるイ・ヒャンの体調が思わしくなく、危篤の状態。
外部には病状がバレないように側近に命令するが、その側近の1人が女官に「頼んだぞ」と、手紙のようなものを渡す。
場面は変わり、戻ったフィらは宮殿へ到着するも、守衛は中へ通そうとしない。
「自分はフィだ」と名乗るが、遠征先で戦死したという噂があり自らの存在を信じてもらえない。
追い出そうとする守衛とフィ一行は喧嘩を始めてしまい、仕方なく退散することに。
先ほどの女官はチニャン大君/イ・ガン(以降、ガン)に預かった手紙を渡すと、そこには王様危篤の文字が・・・。
ガンは何かが起こる前に、遺言を手に入れようと宮殿へと向かう。
一方で手紙を渡した女官は、偶然フィ一行に連れ去られてしまうのだ。
宮殿へ行こうとしていたガンは、ソン・ジャヒョン(以降、ジャヒョン)の訪問を受ける。
ジャヒョンは王族との縁談を持ちかけられており、取り消しを依頼しに来たのだ。
なぜなら、ジャヒョンはフィを想い続けているから。
しかし、ガンは「フィは戻ってこない」と冷たく突き放す。
対するジャヒョンは「弟を追い払ったのはあなたです」と反発するのだ。
実は王の弟がガン、さらに末の弟がフィだったのだ。
ここから後継者争いが始まっていく。
女官をさらったフィ達は、女官の服を借りて、仲間の女性ルシゲが宮殿に忍び込むことを計画する。
フィとキトゥクが見守る中、通行を許可された女は宮殿へと忍び込む。
大妃(フィの母上)と対面できたルシゲは、「フィ」の漢字が血で書かれた布切れを大妃に渡す。
フィは自分が生きていることを証明するため、ルシゲに布切れを渡すよう頼んでいたのだ。
息子の生存を確信した大妃は、フィを宮殿に通すよう命令。
フィと大妃は涙ながらの再開を果たし、フィは帰還の挨拶をする。
愛する息子が亡くなったと思っていた大妃は、王が危篤であるとフィに告げる。
すると、ガンの一行が王様のもとを訪ねてくる。
「宮殿へは通せない」と言われ側近と揉めていた最中、泣き叫ぶ声が聞こえると、王は崩御したことが判明。
遺言や遺産は誰が受け取ったのか問いただすと、「自分が受け取った」とそこにはフィが現れる。
「世子が成年になるまで、母上が摂政をなさる。大君たちは幼き王に忠誠を。」
これが王様の最期のお言葉であった。
※世子:王の後継者・世継ぎ
衝撃の対面を果たした、フィとガンの兄弟。
フィはガンを抱きしめながら「戻りました」と報告をした。
場面は変わり、ジャヒョンは嫁ぐ身であることをガンから聞かされたフィ。
その事実を知ったフィは馬に乗って駆け出していく。
向かった先はジャヒョンの邸宅であった。
自分が戻ったことをジャヒョンに伝えようとすると、父親のソン・オクから断られる。
その頃ジャヒョンは、髪を自ら切り、山寺へ入り尼になると母親に言うのだ。
フィは溢れる想いを我慢できず、「ジャヒョン」と何度も叫ぶと、その声を聞いたジャヒョンは部屋から出てくる。
久々の再会で、二人は涙を流しながら抱き合う。
そして、場面は幼少期に戻る。
宮廷に住んでいなかったガンは自分が王だと申しながら、宮中へ行きたいと女官へ文句を言う。
その時、イ・ヒャンが病に冒されていた為、王妃はガンを追い返すのだ。
ガンは屋敷には戻らないと駄々をこねる。
そこにフィが現れ、「兄上に無礼な態度を」と言ってガンを屋敷に通すよう命令。
数年ぶりに母親と対面したガン。
大妃は、「私邸に住まわせたのは国の行末を考えてのこと。怒りを鎮めて、己に誇りを持て。」と伝える。
詩や書に優れていたフィはガンと対面した時の為に、手紙を書いていた。
ガンへの恋しさを詠んでいたのだ。
大妃もガンのことを恋しく思っていたと本人に伝えるが・・・。
大妃と兄弟二人で話をしている中、ヨニ(フィに仕える女の子)は、フィの靴を拭き上げていた。
右手を怪我しているヨニに対して、フィは自分を喜ばせたいなら、己の身を大切にするようヨニに伝えた。
その光景をガンは冷たい目線で見つめていたのだ。
その後、ガンと会っていたヤンアン大君(ガン、フィの伯父)は、「親がガンを捨てたのだ」と伝える。
「長子継承を危うくするから、宮殿から追い出した。君はどの王子よりも世継ぎにふさわしい。自分は王室の長老格、自分が味方だ。」とも伝えた。
ある日、ヨニとフィ、キトゥク、ガンはかくれんぼを始める。
ヨニが鬼で、ガンを最初に見つけるとガンは「自分に仕えろ」とヨニに言うのだ。
「フィが好きか」とヨニを追い詰める。
それを目撃したキトゥクはすぐにフィに報告。
ヨニが「ガンには仕えない」と伝えると、逆上したガンはヨニを川に突き落としてしまう。
溺れかけているヨニを見ても、ガンは救助しようとしない。
フィとキトゥクは走って現場に向かい、意識を失ったヨニを救出したフィ。
「なぜ助けないのだ」とガンを問いただすフィ。
「自分を見つけた途端、飛び跳ねて落ちた」と説明するガン。
「キトゥクから聞いた話と違う」とガンに説明するも、高圧的な態度にフィは黙ってしまう。
そしてヨニは亡くなってしまった。
キトゥクに詳しい話を聞くフィ。
「兄上と話さなければならない」と替えの服を持ってくるよう、キトゥクに頼む。
しかし、部屋を出たキトゥクは何者かにさらわれてしまうのだ。
不審に思ったフィは伯父の元を訪ねる。
「聞きたいことがある」と言うと、ヤンアン大君は「追求するな、忘れろ」と伝えるのだ。
「王妃は証人を消す」と脅すヤンアン大君。
その頃、キトゥクは暗い部屋に閉じ込められており、そこに侵入したヤンアン大君。
そこで場面は切り替わる。
ヨニを殺してしまったガンは、不安のあまり伯父にヨニの一件を相談する。
すると伯父は「君の秘密がフィの足かせとなる。権力はあらゆる過ちを葬る、堂々と生きろ」と伝えるのだ。
傷心のフィとキトゥクはヨニのことを思い浮かべる。
フィはヨニが好意を寄せていたことに気づいていたのだ。
優しくすれば良かったと後悔するフィ。
するとフィは、「自分のそばから離れるな、ヨニのことは忘れろ、兄上のことも公表するな」とキトゥクに伝える。
「もう誰も失いたくない、真実は明らかにできないが、キトゥクのことは守れた」と泣きながら口にしたのだった。
時は現在に戻り、ヨニが犠牲になった川を見つめるフィとキトゥク。
花を川に浮かべる二人。
そこに弓矢で花を狙う怪しい影が・・・
浮かべた花を射った正体はフィの兄・ガンであった。
不滅の恋人 1話感想
私は韓国ドラマが好きでよく見ますが、振り返ってみると時代劇をあまり見ていなかったことに気づきました。
登場人物が多く、物語が複雑そうなイメージがあったからです。
今回ご紹介する「不滅の恋人」は、韓ドラによくある後継者争いの物語で、登場人物は家族がメイン。
第一話から「この人は誰?」と悩むことはほぼなく、あっという間に見終わってしまいました。
初回は主人公のフィが生きていたことが判明し、王宮への帰還を果たしたこと。
また幼少期のストーリーが描かれていました。
冒頭で主人公のフィがウサギを狩るシーンがあるのですが、まさかその男性が王の弟であるとは、予想だにしませんでした。
(あまり身なりが王族っぽくはなかったので・・・)
始まりが王宮のシーンではなかったので、狩りをしていた男性がフィであると結びついた時には、驚きましたね。
次に登場したフィの兄・ガンは、いかにも性格がよくない、権力第一といった雰囲気が見てとれました。
ガンを演じる役者の方の演技力や目力も影響しているのでしょう。
幼少期のエピソードも、意地が悪く、フィへのコンプレックスが感じられましたね。
一方のフィは端正な顔立ちで、非常に優しい性格の持ち主。
互いに思い続けた相手(ジャヒョン)と対面できた時は、良かったなと思いました。
ただ、あまりにもすんなりと好きな相手に会えてしまったという印象も・・・。
おそらくですが、ガンもジャヒョンに想いを寄せている?と思うので、今後、兄弟でジャヒョンを取り合っていくのかもしれません。
第一話の最後では、ガンが川に浮かべた花を弓矢で射った場面で終わりました。
その川は、ガンが幼少期にヨニを殺してしまった場所。
次回はどのように物語が展開していくのでしょうか。