ヴィンチェンツォ - あらすじ3話と感想レビュー
前回のお話では、クムガ・プラザの撤去を無事に回避できたヴィンチェンツォとユチャン。
バベルグループの不祥事を調査している2人は真実へと辿り着くことができるのでしょうか?
それでは早速、第3話のあらすじをご紹介します!
ヴィンチェンツォ 3話あらすじ
ワインパーティーの会場を訪れたチャヨンは、「話がある」と言ってヴィンチェンツォを呼び出す。
自費を投じてビルの撤去を回避するのには、何かしらの狙いがあると踏んでいるのだ。
もちろんヴィンチェンツォは本当の目的を話すはずがない。
「ここを愛してしまった。理由のない愛が好きなんだ」と適当な言い訳をする。
その後、事務所に戻ったチャヨンは、ミョンヒと代表のハン・スンヒョクに失態を責められる。
「報告しなかったのは、自分で解決する自信があったからだ」と言い、土下座をして謝罪する。
パーティー会場では、アント・カンパニーの手下たちを追い払うことができ、テナントの入居者たちは大喜び。
徐々にヴィンチェンツォのことを信頼するようになっていく。
その頃、ヴィンチェンツォは自室に戻り、バベル製薬の資料をチェックしている。
翌日、いつものごとくイタリアンレストランを訪れるヴィンチェンツォ。
シェフは自信作のピザを振る舞うが、「ピザの形をしたゴミだ」と酷評する。
レストランを出ると、そこにはイタリア組織犯罪対策チームのアン・チーム長がいた。
面識がないと思っているヴィンチェンツォに対し、アン・チーム長は「パーティーで会った」と嘘をつく。
ヴィンチェンツォと別れた後、イタリアンレストランのシェフの元へ、「弟子入りしたい」と頼み込むのだった。
その頃、ヴィンチェンツォは金塊が地下に隠されている部屋を間借りしている僧侶のために、電気マットを敷いている。
許可なく部屋の工事をされると困るからだ。
またタバコを吸う中学生を注意するヴィンチェンツォ。
一連の流れを監視していたアン・チーム長は、慈悲深い男でかつ不可解な男という印象を持つ。
バベル製薬を調査していたヴィンチェンツォは、麻薬が主成分の新薬を販売しようとしている情報を発見し、ユチャンに共有する。
実はユチャンは、その事実を知っていたのだ。
というのもバベル製薬の研究員であるユ・ミンチョルが内部告発をしたから。
「法廷で証言をしてくれるか」とユチャンは依頼するが、「自分と家族の安全が保障されなければ、証言はできない」と言われてしまう。
これからどうしていけば良いか、ビルの屋上でユチャンが悩んでいると、そこにヴィンチェンツォが現れる。
ヴィンチェンツォは「裁判から手を引いた方がいい。彼らは怪物で、人命など気にもかけない。袋小路に入った時は、抜け出すのが賢明だ」と忠告する。
ちょうどその時、ユチャンに電話がかかってくる。
ヴィンチェンツォに「一緒に来てくれ」と言われ、訪れた場所は病院だった。
そこにはユチャンが弁護しているオ・ギョンジャが運ばれていたのだ。
ユチャンに紹介されるも、ヴィンチェンツォは口数少なくそっと病室を出ていく。
その夜、ヴィンチェンツォはバベル建設のナ・チーム長を呼び出し、この先2ヶ月はクムガ・プラザを取り壊さないこと、解体業者は自分の知り合いに頼むことを伝え、封筒を差し出した。
そこには賄賂をもらった企業一覧と不倫相手との2ショット写真が入っている。
「自分の命令に従えば全て処分する」と話すヴィンチェンツォ。
「しくじったら一生後ろ指を指される」と脅すのだった。
チャヨンはというと、事務所の食事会でミョンヒのダンスものまねを披露する。
その場では笑っていたミョンヒであったが、「今度私をからかったら覚悟しろ。3アウトまでなく、1アウトで退場だ」とこっぴどく叱られた。
食事会の後、父親のユチャンから呼び出されたチャヨンは、新薬の危険性と麻薬組織について聞かされる。
しかし、チャヨンはヴィンチェンツォの陰謀論だとして、すぐに家を飛び出してしまう。
ちょうどすれ違いで会ったヴィンチェンツォに「父親を巻き込まないで。麻薬?巨大カルテル?ドラマの見すぎよ」と言い放つ。
対するヴィンチェンツォは「真実を偽っている内に真実を見る目を失う」と皮肉を言い、イタリア語で「バカ、マヌケ」と罵るのだった。
ユチャンとヴィンチェンツォは、酒を酌み交わしている。
ユチャンからギョンジャは余命半年であることを告げられるのだ。
続けて「心配ならさっき、お母さんに聞けばよかったのに」と伝える。
「なぜ母かわかるのか」という問いに対し、「5年前ギョンジャの判決に怒っていたヴィンチェンツォが記憶に残っている。そして数日前も、刑務所の前で目撃し、その時に息子だと確信した」とユチャンは言う。
「お母さんを訪ねる気はないのか?恋しさが後悔とならないように」と優しく諭すのだった。
翌朝、午前3時ごろ、別荘でガス爆発の事故が発生したというニュースが舞い込んでくる。
バベル製薬の研究員14名全員が亡くなったのだ。
ニュースを見ていたユチャンは激怒する。
その頃、チャヨンの後輩・ジュヌは「バベル製薬の裁判を降りましょう」とチャヨンに進言する。
何か変だからと・・・。
しかしチャヨンは「むずがゆいわよ。節度を保って」と怒り心頭のようだ。
ユチャンとヴィンチェンツォは、別荘の事故現場に来ている。
捜査を終了させようとする警察に対し、「放火の可能性も調べないと」と強く訴えるが、ヴィンチェンツォが仲介に入る。
「勝ち目のない勝負でも全力を尽くすのが私の運命だ」と話すユチャン。
その後、事務所に戻ったユチャンのもとに、研究員のミンチョルから「同僚のニュースを見て決心した。法廷で証言します」と電話がかかってくる。
一方、ヴィンチェンツォはクムガ・プラザの件を速やかに対処するため、入居者に対し、隣の商業ビルを購入し、無料で提供するという提案をする。
チャヨンはミョンヒからバベルグループの担当から降りるよう命令される。
怒ったチャヨンは急いでユチャンの事務所へ。
「父さんのせいで仕事を奪われた。正義の味方なのに、なぜ母さんを死なせたの?父さんが無実の人を何千人救ったとしても、母さんへの罪は絶対許されないわ」と責め続ける。
ヴィンチェンツォは、事務所を去った後、コンビニで飲んでいたチャヨンを見つける。
「親を責めると必ず後悔が残る。後悔は人生で最悪の地獄だ」と話し、ユチャンとのご飯に誘うのだった。
その頃、ミョンヒは何者かに電話をし、「2人ともよ」と指示を出している。
ユチャンとヴィンチェンツォは、食堂でご飯中。
ヴィンチェンツォは「先生には1人でリスクを負ってほしくない。今回だけは卑怯になってください」と伝える。
するとユチャンは「卑怯とは、逃げることより人を危険にさらすことだ」と話す。
バベル製薬研究員のミンチョルには、危険が迫っている。
警察に部屋のドアをノックされるが、実は彼らはミョンヒの差し金たち。
危険を察知したミンチョルは、部屋から飛び降りて船に逃げ込み、ユチャンの電話にかけるが、ヴィンチェンツォはその電話を無視する。
居場所を見つけた手下たちが、その場にやってきてミンチョルを始末する。
そしてユチャンとヴィンチェンツォがいた食堂には、猛スピードのトラックが突っ込んでくるのだ。
ヴィンチェンツォ 3話感想
最後の砦であった研究員のミンチョルが殺されてしまい、ラストシーンではユチャンとヴィンチェンツォもターゲットになってしまいました。
2人の生存状況は断言できませんが、ユチャンはほぼ助からないような気がします。
ヴィンチェンツォは何度も「手を引くように」とユチャンに警告していましたが、正義感が強いユチャンは後には引けなかったのでしょう。
ユチャンは今後もメインキャストとして、ストーリーのキーマンになると思っていたので、3話のラストシーンはびっくりしました。
ウサン法律事務所に移ったミョンヒが、鍵を握っていそうですね。
ヴィンチェンツォにとって、ユチャンは韓国に戻って以降、大切な存在になっていたでしょう。
その存在を失った?ヴィンチェンツォがここからどのような復讐劇を繰り広げるのか楽しみです!
次回のあらすじ更新もお楽しみに〜♪