韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」17話のあらすじをネタバレありで詳しくお届けします。
tvNで2021年に放送された本作は、ソン・ジュンギ主演で、イタリアンマフィアの顧問弁護士ヴィンチェンツォ・カサノが韓国で巨悪に立ち向かう痛快クライムドラマです。全20話。
17話では、母ギョンジャの死を受けたヴィンチェンツォの復讐が本格化します。バベルタワーのパーティーへの殴り込み、味方だったハンソの衝撃の裏切りなど、物語は最終章に向けて一気に加速していきます。
ヴィンチェンツォ 作品基本情報
| タイトル | ヴィンチェンツォ(原題:빈센조) |
|---|---|
| 放送局 | tvN |
| 放送期間 | 2021年2月20日~4月25日 |
| 話数 | 全20話 |
| ジャンル | クライム・ダークコメディ・法廷ドラマ |
| 主演 | ソン・ジュンギ(ヴィンチェンツォ・カサノ役) |
| 共演 | チョン・ヨビン(ホン・チャヨン役)/オク・テギョン(チャン・ハンソク役) |
| 演出 | キム・ヒウォン |
| 脚本 | パク・ジェボム |
| 最高視聴率 | 14.636%(最終回・tvN) |
| 配信 | Netflix |
ヴィンチェンツォ|17話の位置づけ(物語全体での重要性)
全20話構成の「ヴィンチェンツォ」において、17話はまさに最終決戦の幕開けです。
16話でヴィンチェンツォの母・ギョンジャがハンソクとミョンヒの指示で殺され、ヴィンチェンツォの怒りは頂点に達しました。これまで「面倒だから」と見逃してきた相手に対し、「死よりつらい羞恥心と苦痛」を与えると宣言するヴィンチェンツォ。17話はその復讐計画が実行に移される回です。
さらに重要なのは、ヴィンチェンツォが信頼していたハンソの裏切りという衝撃のラスト。味方の中にいた敵という構図が、最終回に向けた緊張感を一気に高めます。また、スンヒョクがパク・スンジュン(次期大統領候補)と結託しインターポールを動かすなど、ヴィンチェンツォを取り巻く包囲網も狭まっていきます。
ヴィンチェンツォ 17話 あらすじ(ネタバレあり)
母の死への復讐宣言
ギョンジャを殺した犯人を連れてハンソクの屋敷に乗り込んだヴィンチェンツォは、ハンソク、ミョンヒら4人の目の前で犯人を射殺します。銃を向けたまま、こう告げます。
「俺の母を殺したのは悪行ではなく、最悪の愚行だった。今まで大勢の人を殺してきたお前らをなぜ生かしたと思う。面倒だからだ。ビビるな。今日は殺さない」
「苦痛のない死は祝福だ。今後2つ与えてやる。死よりつらい羞恥心と苦痛がじわじわと増す死を...」と宣言し、ハンソクの耳たぶを撃ち抜いて去っていきます。
ギョンジャの手紙 ── 本作随一の名シーン
病院に戻ったヴィンチェンツォは、息を引き取ったギョンジャと対面し、「母さん」と何度も呼びながら涙を流します。
葬儀後、チャヨンに付き添われ「30年ぶりの再会は母を死に至らせただけだった。俺と会わなければもっと生きられたのに。結局この先俺が生きられる所は、後悔という地獄だ...」と呟くヴィンチェンツォ。チャヨンは「あなたはお母様に永遠の幸せを贈ったの」と優しく慰めます。
自宅に戻り、チャヨンから受け取ったギョンジャ手編みのマフラーと手紙を読みます。
「あなたは誰かにとっては恵みであり、幸せであり、唯一の生きる希望だった。お腹の中で胎動を感じてから今まで、ずっとあなたを愛してた。最後まで見守れなくてごめんね。私の息子・ジュヒョン。本当に心から愛してる。私の息子に生まれてくれてありがとう」
ソン・ジュンギの慟哭の演技は、冷酷なマフィア弁護士の仮面の下にある人間としての苦しみを見事に表現しています。
バベルタワーパーティーへの殴り込み
翌朝、プラザに集まった入居者たちは「しばらく店を閉めてバベル潰しを手伝う」と申し出ます。「私たちは弱者だと思ってたけど違ったの。闘う気がなかっただけよ。一緒に戦わせて」と力強く背中を押します。
ヴィンチェンツォの指示で、ジュソンからユニフォームを買い与えられたプラザの入居者たちは黒スーツに身を包み、バベルタワーの設立パーティー会場に潜入。政財界のトップたちが集まる中、ヴィンチェンツォの影武者が「これは爆弾です。私は脅迫されています」とお腹に巻かれた爆弾を見せつけ、会場を制圧します。
「分譲を受けた人は、作成した誓約書を全て破棄し、会長との縁を切るとひざまずいて誓うんです」と脅す影武者。しかし影武者は、実はチャヨンの父・ユチャンを殺した犯人でした。ヴィンチェンツォは影武者に本物の爆弾を巻かせており、腹部の爆弾が爆発して影武者は死亡。チャヨンのための復讐を同時に果たしたのです。
会場のライブ映像を見ていたチャヨンは驚きを隠せません。「あなたの代わりに俺がやった。もしや気持ちが変わった?」と尋ねるヴィンチェンツォに、チャヨンは「変わってないわ。精算はしないとね」と覚悟を決めます。
パニックに陥った参加者たちに、ヴィンチェンツォは「誓約書を破って噛んで飲み込め。ひざまずいてバベルと関係を断つと誓いなさい」とメッセージを送信。参加者たちは次々と従い、バベルタワーの建設認可と再開発計画は白紙に戻されます。
スンヒョクの暗躍とインターポールの罠
ハンソクとの関係を断ちたいスンヒョクは、先輩キム室長のツテで次期大統領候補パク・スンジュンに接触。クムガ・プラザの地下にギロチンファイルと金塊が埋まっていること、マフィア弁護士のヴィンチェンツォがそれを握っていることを明かし、「私が先生を守る盾になります」と誓います。ギロチンファイルのスキャンダルを避けたいスンジュンはスンヒョクの願いを受け入れます。
南東部地検長に就任したスンヒョクは、キム室長とともにハンソクの屋敷を訪れ就任を発表。「イタリアの弁護士には手を出すな」と忠告しますが、キム室長は「父親を毒殺したのに生意気だな」とハンソクに圧力をかけ、ハンソが会長に戻ることを提案します。
さらにスンヒョクは、カサノ家のボスと通じてインターポールにヴィンチェンツォを本国送還させる罠を仕掛けていました。ハンソが会長に復帰したことを祝いながら「24時間以内にインターポールがヴィンチェンツォを捕まえる」と明かし、ハンソも衝撃を受けます。
一方、ヴィンチェンツォ側もテ局長(対外安全保障情報院のスパイ)からハンソクの賄賂映像を入手。ギロチンファイルと引き換えに協力するテ局長との情報戦が、水面下で進行しています。
衝撃のラスト ── ハンソの裏切り
「至急相談したい」とハンソに呼び出されたヴィンチェンツォは、アイスリンクに向かいます。到着すると、ハンソは「なぜ人生は選択の連続なのか。楽しかったのに。お遊びはもう終わりだ」と言って銃を向けます。振り向くヴィンチェンツォも銃を構えていましたが、「さすが兄弟だな。期待はしてなかったが...」と呟きます。
その直後、「ヴィンチェンツォ・カサノ」とインターポールが逮捕に踏み込みます。そしてハンソはヴィンチェンツォの胸を撃ち抜き、ヴィンチェンツォは氷の上に崩れ落ちます。
ずっと味方だと信じていたハンソの裏切り。17話はこの衝撃のクリフハンガーで幕を閉じます。
17話の見どころ・注目シーン
1. ギョンジャの手紙 ── ソン・ジュンギの慟哭
本話最大の感情ポイントは、ヴィンチェンツォが母の手紙を読むシーンです。イタリアンマフィアの冷酷な顧問弁護士が、「母さん」と何度も呼びながら涙を流す姿。ソン・ジュンギの演技に多くの視聴者が号泣しました。「私の息子に生まれてくれてありがとう」という母の言葉は、本作随一の名台詞として語り継がれています。
2. 黒スーツ軍団の痛快パーティー襲撃
クムガプラザの住人たちが黒スーツで決め込み、政財界のトップが集うパーティーを制圧する場面は17話のハイライト。普段は市場の商人である彼らが「本物のマフィアかと思うほどのカッコよさ」で大活躍する姿は、視聴者の爽快感を最大限に高めます。そして影武者を利用した二重の復讐(バベル潰し+チャヨンの仇討ち)は、ヴィンチェンツォの冷徹な計算力と深い愛情を同時に示す見事な演出です。
3. アイスリンクでのハンソの裏切り
17話ラストの衝撃は、ドラマ全体を通じても屈指のクリフハンガーです。兄弟同然の絆を築いてきたハンソが銃を向け、実際に撃つという展開。「お遊びはもう終わりだ」というハンソの台詞が、二人の関係の終わりを告げます。18話への引きが強烈で、放送当時も「続きが見たすぎる」とSNSで大きな話題を呼びました。
【前後エピソードへのリンク】16話 ← 17話 → 18話・最終回
「ヴィンチェンツォ」の前後のエピソードはこちらからご覧いただけます。