ヴィンチェンツォ - あらすじ17話と感想レビュー
ヴィンチェンツォの母親であるギョンジャが、ハンソクとミョンヒの指示で殺されてしまい、これから親子の時間を過ごそうと思っていたヴィンチェンツォは、さらなる復讐に燃えます。
ギョンジャを殺した犯人に連れられてやって来たのは、ハンソクの屋敷・・・
勢揃いしているハンソク軍団の目の前で、その犯人を撃ち殺すのです。
さて、4人の命はどうなるのでしょうか?17話のあらすじ、スタートです!!
ヴィンチェンツォ 17話あらすじ
犯人を撃ち殺したヴィンチェンツォは、銃を4人に向けた後、ボトルや照明に数発の銃弾を撃ち込む。
「俺の母を殺したのは悪行ではなく、最悪の愚行だった。今まで大勢の人を殺してきたお前らをなぜ生かしたと思う。面倒だからだ。ビビるな。今日は殺さない」
ソファに座ると、「苦痛のない死は祝福だ。今後2つ与えてやる。死よりつらい羞恥心と苦痛がじわじわと増す死を・・・」と警告し、ハンソクの耳たぶを撃ち、立ち去っていく。
病院へ戻ったヴィンチェンツォは、息を引き取ったギョンジャと対面し、「母さん」と何度も呼び、涙を流す・・・
葬儀後、チャヨンに付き添われ、「30年ぶりの再会は母を死に至らせただけだった。俺と会わなければもっと生きられたのに。結局この先俺が生きられる所は、後悔という地獄だ・・・」と呟くヴィンチェンツォ。
対するチャヨンは「あなたはお母様に永遠の幸せを贈ったの」と優しく慰める。
その後家に戻り、チャヨンから受け取ったギョンジャ手編みのマフラーと手紙を読んだヴィンチェンツォは溢れる涙が止まらない。
「あなたは誰かにとっては恵みであり、幸せであり、唯一の生きる希望だった。お腹の中で胎動を感じてから今まで、ずっとあなたを愛してた。最後まで見守れなくてごめんね。私の息子・ジュヒョン。本当に心から愛してる。私の息子に生まれてくれてありがとう」と手紙に記してあった。
翌朝、いつも通りスーツを着てヴィンチェンツォはプラザへ向かうと、そこには入居者が集まっている。
仲間たちはしばらく店を閉めて、バベル潰しを手伝うというのだ。
「私たちは弱者だと思ってたけど違ったの。闘う気がなかっただけよ。今後は強気でいくわ。一緒に戦わせて」と力強く後押しする。
その後、ヴィンチェンツォの指示で、ジュソンからユニフォームを買い与えられたプラザの入居者は、バベルタワーの設立パーティーの会場へ潜伏しに行く。
先回りしていたヴィンチェンツォは、「バベルタワーを潰すついでに、1人でも多くのクズどもを埋めてやる」とチャヨンに宣言するのだった。
バベルタワーの認可に携わった政財界のトップたちが集う中、いよいよバベルタワーの分譲権イベントが始まる。
そんな中、ヴィンチェンツォの影武者である1人が、突然会場に入りこむと入り口に鍵を閉め、「これは爆弾です。私は脅迫されています」とお腹に巻かれた爆弾を見せつける。
「分譲を受けた人は、作成した誓約書を全て破棄し、会長との縁を切るとひざまずいて誓うんです」と運ばれたケーキにも仕掛けられた爆弾を指差し、脅すのだ。
その後、影武者は爆弾が本当に爆発することを証明するため、「5秒であのタワーが爆破する」と言い、後ろにあるミニタワーの方を向く。
しかし直後、腹部に巻いていた爆弾が爆発し、亡くなってしまうのだ。
実は偽物だと言って巻いていた爆弾は本物で、チャヨンのために復讐を用意していたヴィンチェンツォ。
影武者は、チャヨンの父・ユチャンを殺した犯人だから・・・。
会場のライブ映像を見ていたチャヨンは、驚きを隠せない様子。
ヴィンチェンツォは「あなたの代わりに俺がやった。もしや気持ちが変わった?」と尋ねると、チャヨンは「変わってないわ。精算はしないとね」と覚悟を決める。
その頃、会場にいる人たちは目の前で人が亡くなり、大パニック。
急いで会場の外へ出ようとするが鍵がかかっており、脱出できない。
その時、ヴィンチェンツォは「死んだ彼の指示に従うように。誓約書を破って噛んで飲み込め。ひざまずいてバベルと関係を断つと誓いなさい」と携帯へメッセージを送信する。
参加者たちは次々とヴィンチェンツォの指示通り、行動するのだった。
すると「皆さんご苦労さま。今日のパーティーはなかったこととするように。ではお引き取りを」と新たなメッセージを送る。
ヴィンチェンツォは会場の様子を確認していたからだ。
その後、スケート場で密会しているハンソとヴィンチェンツォ。
パーティーの情報もハンソから入手しており、「俺の愚かさを教えてくれてありがとう」とヴィンチェンツォは感謝を伝えられるのだった。
翌日、ヴィンチェンツォに集められたプラザの入居者たちは、バベルタワーのイベント映像を活用し、パーティーに参加した政財界のトップを脅迫するよう指示される。
見事、プラザ周辺の再開発とバベルタワーの建設認可を白紙に戻すことに成功するのだ。
その頃、ハンソクはハンソを会社に呼び出し、「バベル・バイオをお前が立ち上げろ。経営を望んでいただろ」と提案する。
「上手くいけば製薬と化学も任せる」と続け、ハンソを抱き寄せる。
「ベストを尽くします。ありがとうございます」と喜ぶハンソであった。
一方、藁法律事務所では、「最も頻出するキーワードはIUDCである」とジュソンが切り出す。
都市の不動産を開発して供給する団体で、バベルともすでに組んでいるのだとか・・・
会長は、次期大統領候補・パク・スンジュンの義兄である。
そんな中、スンヒョクはどうにかして、ハンソクとの関係を切りたがっており、先輩であるキム室長のツテで、次期大統領候補のパク・スンジュンに会うことに。
スンヒョクは、クムガ・プラザの地下にギロチンファイルと金塊が埋められていることを明かすのだ。
マフィア弁護士のヴィンチェンツォがそれらを握っていると知ったスンジュンに対し、「私が先生を守る盾になります」と誓うスンヒョク。
ギロチンファイルのスキャンダルは何としても避けたいスンジュンは、スンヒョクの願いを受け入れるのだった。
その夜、キム室長とスンヒョクはハンソクの屋敷を訪れ、スンヒョクが南東部地検長に就任することを発表する。
同時に「イタリアの弁護士には手を出すな」と忠告するのだった。
ハンソクは、「偉そうですね。命令は結構です」と告げると、「父親を毒殺ししたのに生意気だな。知らないと思ったか。ついでにハンソが会長に戻るのはどうか」と提案をするキム室長。
「新政権は健全でないと。支持率38%を誇る大統領の未来を邪魔したと見なすぞ」とミョンヒにも圧力をかけるのだった。
その後、ハンソが会長に戻ったお祝いをするスンヒョクは、「24時間以内に、インターポール(国際刑事)がヴィンチェンツォを捕まえる。私がカサノ家のボスと話して、罠を仕掛けました」と明かし、衝撃を受けるハンソ。
その頃、対外安全保障情報院長のテ局長は、ヴィンチェンツォのもとを訪ねる。
実はテ局長は、ヴィンチェンツォがバベルに送り込んだスパイであり、ギロチンファイルを使い終えたら渡すことを約束され、協力に応じることにしたのだ。
情報院の院長になる夢を叶えるために・・・
テ局長が持ってきた映像には、ハンソクが賄賂を渡し、バベルタワーの認可と建設について再協力を政財界のトップたちに求める姿が写っている。
翌日、スンヒョクの南東部地検長就任式の様子をニュースで見ていたチャヨンは、「ハンソクの力だけじゃ無理よ」と話し、ヴィンチェンツォも「俺たちの攻撃を防ぐため、さらに上の力が働いたな」と勘ぐる。
ちょうどその時ハンソから「至急相談したいことが・・・」と電話を受け、ヴィンチェンツォはアイスリンクに向かう。
到着すると、ハンソは「なぜ人生は選択の連続なのか。楽しかったのに。お遊びはもう終わりだ」と言って、ヴィンチェンツォに銃を向けるが、振り向くとそこには同じように銃を構えるヴィンチェンツォの姿があった。
「さすが兄弟だな。期待はしてなかったが・・・」と呟くヴィンチェンツォ。
その時、「ヴィンチェンツォ・カサノ」と叫び、インターポールが本国に強制送還しようと逮捕しに来る!
すると突然、ハンソはヴィンチェンツォの胸を撃ち抜き、氷の上に崩れ落ちてしまうのだった・・・
ヴィンチェンツォ 17話感想
あの男も、まさか自分が殺されるとは思ってなかったでしょう。
チャヨンのために復讐を行ったヴィンチェンツォは、今後どのような復讐劇を繰り広げるのでしょうか!
冒頭で「死よりつらい羞恥心と苦痛がじわじわと増す死を・・・」とハンソクらに告げていましたからね・・・泣
一方、プラザの入居者たちは黒ずくめのスーツを着て、今回も大活躍でした!
本当のマフィアかと思うぐらい、存在感があってカッコ良かったですね。
そして、最後のシーンでは味方と思っていたハンソに裏切られ、撃たれてしまいました・・・
ヴィンチェンツォはイタリアへ送還されることになるのか!注目です!