椿の花咲く頃 - あらすじ18話と感想レビュー
ヒャンミ殺害の容疑者として、フンシクが捜査線上に上がってきました。
ジョンスクは大事なドンベクを守ろうとして、必死に捜査に協力しています。
一方のピルグは自分がドンベク・ヨンシクカップルの邪魔者だと考え、ジョンニョルと暮らすことを決意します・・・
18話のあらすじスタートです!
椿の花咲く頃 18話あらすじ
ピルグはジョンニョルと一緒に暮らすと言い始めるが、ドンベクは断固として拒否する。
「僕の気持ちはどうでもいいわけ?僕を産むとき、僕の気持ちを考えた?勝手に産んだろ!巡査のおじさんと仲良くしていいか聞いた?」と尋ねられ、ドンベクは返す言葉が見つからない・・・
その頃、刑事がフンシクのもとを訪ねている。
捜査に協力できるか問われたフンシクは、「拒否もできますか?いいえ、やります。父は足が不自由で歩けません」と父親の存在を隠そうとする。
父親は「もう1人死んだら、大騒ぎになるだろうな」と呟きながら、腕の傷跡にクリームを塗るのだ。
結局、刑事はフンシクのDNAだけ持ち帰ることに。
オンサン派出所では、ヨンシクがゴミの回収員に扮して手に入れたフンシク家のゴミをギュテと共にあさっている。
ギュテは自分も手柄を立てて、警察官になろうと意気込むのだ。
ヨンシクはゴミの山から発見した髪の毛を、科学研究所に鑑定依頼を行う。
その夜、晩ごはんを食べていたピルグは「少しくらいお父さんとも一緒に暮らしてあげないと。僕に父親がいないまま育って欲しい?」とドンベクに尋ねる。
ドンベクはジョンニョルのところに行って欲しくないという気持ちを抱きつつも、犯人を捕まえるまで預けようと決意を固める。
そのことをヨンシクに話すと、「あなたが不安がると思って黙ってたことが・・・おそらく犯人はフンシクです。僕はそう確信してます」と告げられるドンベク。
ドンベクは「彼じゃないわ。少し前までノ社長を疑ってたくせに」と言う。
「ドンベクさん、俺の目を見てください。僕が捕まえます!」と断言するヨンシク。
ヒャンミが殺されたあの夜。
ヒャンミはヘルメットを被ったまま、出前を持って倉庫に入る。
以前はドンベクが身につけていたゲルマニウムのブレスレットをした手で、お金を受け取ろうとするのだ。
結果的に、ヒャンミはその場で刺されてしまう。
ヨンシクと所長は科学研究所へ。
「なぜ犯人は被害者の口の中におがくずを?」と所長は尋ねるが、研究員は分からないの1点張り。
そしてよく分からない形状の黄色い物が食道から見つかり、犯人が詰めたのではなく、被害者が飲み込んだ物だと話し始める。
「死ぬ直前に自ら飲み込んだ」と研究員は語るのだ。
「刃先が急所を逸れたため、即死せず、長時間にわたり出血を。30分は生きてたはず」と推測する。
帰り道、「ヒャンミがそれを飲み込んだ理由は?何かを伝えたかったのかも」と2人は考えを巡らせるのだった。
翌日、ジョンニョルはピルグを迎えに行くため、オンサンにやって来た。
ピルグはドンベクに「メジャーリーガーになってお母さんに立派なお店を!留学に行ったとでも思って!」と泣き顔のドンベクを説得。
ピルグがすぐにジョンニョルの車に乗り込むと、「私を抱き締めもせずに行くの?」とドンベク。
「いいだろ」とピルグはクールに答える。
そして2人は車で去って行き、寂しいジョンニョルは涙を浮かべる。
一方のピルグも車内で大泣き。
ジョンニョルは「号泣することないだろ。だったら強がるな」と一喝。
「本当は行きたくないもん。コブ付きはは歓迎されないんだ。僕がいないからお父さんは結婚できたんだ。僕が去れば、お母さんも結婚できるだろ。みんな僕のことより自分の結婚が大切なんだ」と泣き叫ぶピルグ。
ジョンニョルの家に着いた後、お小遣いをピルグに渡しながら、「お互い初めてのことだから、慣らし期間だと思うことにしよう」と提案する。
一方のドンベクは、ピルグの洗濯物を見ては涙を流す。
そこへジョンスクが久しぶりに帰ってくるのだ。
ジョンスクは落ち込む娘を放っておけず、一緒の寝床に入ろうとする。
「理解できない。息子を父親の所へ送ってもちゃんと眠れてるのか心配なのに、子供を捨てるなんて・・・よくそんなことができたわね」とドンベク。
ジョンスクは自分が過去にドンベクを捨てたことを後悔しつつ、「目を閉じて寝なさい。ここより安全だわ、犯人を捕まえて連れ戻すのよ!」と励まし続ける。
ドンベクはジョンスクを憎いと思いながらも、自分の腎臓をあげると言って止まない。
「とにかく死なないで!これ以上誰とも別れたくないわ!」と訴えるのだ。
ピルグはというと、冷蔵庫から出した加工品をそのまま食べるという、大人2人に気を遣う生活が続いている。
ヨンシクは、ピルグがいなくなって以降、抜け殻状態になったドンベクを心配する。
ピルグの領域を自分には埋められないのかと・・・。
そんな中、トクスンはカメリアを訪れ、「コブ付きはゴメンだなんて、ひどいことを・・・」と、自分の発言がピルグのソウル行きを決定づけたのではないかと正直に話す。
「ピルグにそんなことを言ったんですか?子供になんてことを・・・他でもない会長がどうして!そんなことを言われないように、今まで大事に育てたのに・・・」と泣き出すドンベク。
トクスンは「子供だからきっとすぐに忘れるわ」と伝えるが、ドンベクは「私も7歳の時に同じことを言われましたが、まだ覚えてます。ピルグの心の傷は一生消えません!」と腹を立てる。
その頃、派出所ではDNAの鑑定結果が通知され、ヒャンミの爪に残されたDNAとフンシクのDNAが不一致であるという結果が出る。
「店にカメラを設置したのも、火事が起きたビルの掃除をしたのもフンシクです。ネコにエサをやってたのも・・・ヤツの店には例のワイヤーもあります。釣り堀のトラックもヤツの家のものでした」とヨンシク。
するとその時、派出所に送られてきたFAXを見てヨンシクは急に外へ出ていく。
「殺した理由ではなく、殺人をやめた理由を探るべきだった。犯人は5年前に殺人をやめた。その5年前に誰かが事故にあった・・・」と心の中で呟くヨンシク。
急いで向かった先はフンシクの金物店。
そう、犯人はフンシクの父親だったのだ。
「俺を捕まえに来たのか?」と話すフンシクの父。
「僕がちゃんと責任を取るから、信じて!約束するよ、毎日ちゃんと鍵もかけるし、僕が気をつけるから!今回だけ見逃してくれ!」とフンシクはヨンシクの腕を掴み、お願いする。
しかしヨンシクはその手を振り解き、「おじさん、行きましょう」と連行する。
一方のドンベクは、ピルグがソウル行きを決めた理由を知り、急遽ソウルにやって来た。
その時、ピルグの小学校では給食のおばさんたちがストを起こし、給食が提供されていない事態に。
お弁当を作ってもらえないピルグは、たくあんを昼ごはんに食べており、同級生にも”たくあん”と呼ばれていたのだ。
同級生からその話を聞いたドンベクは、ピルグの元へ向かう。
「選んで。私かメジャーリーガーか。離れて暮らすくらいなら、メジャーリーガーなんてならなくていい。だから決めて!」と伝えるドンベク。
なかなか答えが出せずにいたピルグに「あなたって子は、なぜ母親に気を遣うの!黙ってないで、私に話さなきゃダメでしょ!母親なんてやめてやる!」と当たってしまうドンベク。
するとピルグは「本当は夢なんかどうでもいい。こんな気持ちで夢なんかかなえて何の意味が?僕だけいればいいって嘘をついた!そう言ったのに結婚を?少しは僕の立場になって考えてよ!」と泣きながら本音を伝えるのだった。
結局、ピルグはドンベクを選んでオンサンに戻ることに。
そこへジョンニョルがやってくる。
ドンベクはいきなりジョンニョルの鼻を殴り、「ピルグがレトルトのご飯とたくあんをお昼に食べてた。今後はピルグの人生に関わらないで!」と一蹴。
ドンベクは「打ち勝つべき相手は自分だった」と心に決める。
自宅に着いたドンベクは、ヨンシクからの電話に応え「ニュースはもう見ましたか?店まで飛んでいくから褒めてください!」と言われる。
「店ではなく、私があなたを好きになった場所へ」と伝えるのだった。
その後、合流した2人。
ヨンシクはドンベクの顔を見た途端、キスをするがドンベクは浮かない表情。
ドンベクはヨンシクに別れを告げに来たのだ。
「ピルグを苦しめたくないの」とドンベク。
ヨンシクに「ピルグがどうしても僕じゃダメだって?」と尋ねられると、「そう言ってくれればまだマシなのに、私に気を遣って我慢を・・・。ピルグのことを一番に考えるべきだったのに、私が浮かれすぎてた。これからは母親に徹するわ、母親として生きる」と答える。
月日は経ち、ピルグは成人になっていた。
椿の花咲く頃 18話感想
フンシクは自分の父がこれ以上殺人事件を起こさないよう、見守っていたのですね!
(だから留守中も外から南京錠をかけていたのか・・・納得)
ヨンシクが懸命に捜査した甲斐がありました!
ドンベクはというと、ピルグのことを後回しにし、ヨンシクとの恋にまっしぐらだったことを反省します。
結果的に別れを切り出すことに・・・。
お互い好き同士の別れほど辛いものはないですが、こればかりは仕方ないのでしょうか。
事件も解決し、ドンベクとヨンシクの恋も終わりを告げました。
残り2話はどんなエピソードが描かれるのか、次回のあらすじもお楽しみに!