椿の花咲く頃

考察|椿の花咲く頃 第17話 伏線解説【「怒波里」という場所の意味——逃げ場のない町で二人が選ぶもの】

椿の花咲く頃 – あらすじ17話と感想レビュー

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こんにちは!samiです♪
ヒャンミの遺体が湖で見つかり、オンサンの人々はショックを受けます。
バイクを取りに来いと言われ、向かった先で犯人と対峙したドンベクは、犯人が去っていくまでエレベーター内で隠れ、何とか危機を脱出します。
犯人の気配がどんどん近づき、目を離せない展開となってきました!
17話のあらすじ、スタートです!

椿の花咲く頃 17話あらすじ

コペンハーゲンに住むヒャンミの弟は、ヒャンミが韓国でどう暮らそうと自分には関係ないと、警察からの電話を鬱陶しがっている。
しかし殺害されて亡くなったと知り、ショックを受けるのだ。
ヒャンミの遺留品として見つかったのは、「チェ・ヒャンミ」と「チェ・ゴウン」。
本名を隠して日頃生活していたヒャンミ。

ヒャンミの遺留品を確認したドンベクは、ショックのあまり泣き崩れる。
しかし気丈なフリをして、犯人の似顔絵作成に協力しようとする。

その頃、ヒャンミが亡くなり、本当であればドンベクが狙われていたと知った市場の店主たちは、自分たちがドンベクを守ろうと立ち上がる。
一方、ヨンシクとピョン所長は派出所で自主的に事件を捜査していたことが、警察署長にバレてしまう。
「防犯カメラも塾長も誰が見つけました?被害者が湖にいると予見したのは誰ですか?6年間も未解決だった謎を、彼は数ヶ月で解き明かしたんです。広域捜査隊よりも優秀なやつだと思ってます」とヨンシクを庇う所長。
そんな訴えも虚しく、「言いたいことがあるなら、始末書を提出しろ」と言われるだけであった。

ヒャンミの遺品をカメリアに持ち帰ったドンベクとヨンシク。
ヨンシクは「ヒャンミさんが死んだのは、殺したヤツのせいなんです。自分を責めたら犯人が得するだけです。泣いてないで、早く犯人を捕まえないと!」と慰める。
2人は帰ろうとすると、市場の店主たちがジャージを着て通りに集まっている。
「あんたは昼も夜も、ヨンシクのそばを離れるんじゃないよ!」と1人が言い、ドンベクを守ろうとしているのだ。

振興会も急遽カメリアで開催されることに。
「開店以来、初めて女の人でいっぱいになった」と感動するドンベクに、いつまでも泣かずに自分の身は自分で守るようにと励ます店主たち。

そんな中、ジョンスクは警察に行き、自分が犯人を知っていると伝える。
「金物店のフンシクを調べて!」と強く訴えるのだ。
ジョンスクが何者かにあとをつけられたあの夜、その人物とはフンシクだった。
「僕の目、塗料の臭い、卑屈そうな笑顔、僕も嫌です。こんな人生は嫌なんです。お願いです。何もしないで。僕が保証しますから、お願いです、どうか・・・」と言われていた。
フンシクが救急車を呼んだとき、「ちゃんと透析を受けないと、急に倒れて死んじゃいますよ」と言われてしまう。
フンシクが怪しいと思っていたジョンスクだったが、自分が倒れたとき、手を握って助けてくれたことを思い出す。
しかしまずはフンシクを調べるよう警察を説得するが、認知症だとして話を聞いてもらえないジョンスク。

翌日。
「捜査本部は今からこのオンサン派出所です」と宣言するヨンシクとピョン所長。
とその時、突然行方不明だったジョンスクが現れるのだ。
「早く家に帰りましょう!」とヨンシクは言うが、「ドンベクにバラしたらまた逃げてやる!」とジョンスクに止められる。
「お節介はやめて!私の腎臓をあげるとか言われたくないの。親子の問題に口出ししないで、犯人を捕まえな!ヤツのせいで死ねずにいるんだから・・・」とジョンスクは訴える。

その頃、ギュテは刑事からウソ発見器を使って取り調べを行うと言われている。
外で待機していたチャヨンに、「当日の記憶は曖昧なんでしょ?それじゃあ不利な結果が出るだけよ!」と心配される。
「俺は覚悟ができてる。黙って俺を信じてくれ。母性で俺を愛したんだろ?女として見てやらず、母親役ばかりさせてごめん」と謝るギュテ。

その後、結局ウソ発見器で取り調べを受けることになったNetflixは、いくつかの質問を受ける。
「チェ・ヒャンミは恋人?」「いいえ」
「モーテルの部屋に入りましたか?」「いいえ」
「奥様を愛していますか?「はい、愛してます。尊敬してます」
外が見えないチャヨンに、ガラスを通して真実を伝えようとするギュテであった。

一方のジェシカは、ヒャンミを轢いてしまった罪悪感が消えないでいる。
またもや母親で言い争いをしているのだ。
「ママが何でもやるから、私がバカになったのよ!」とジェシカ。
そこへジョンニョルがやって来て、自分の母親に全てを話したとジェシカ親子に伝える。
土下座をし、「俺たち離婚します。すみません」と謝罪するジョンニョル。
ジョンニョルの意思を聞いたジェシカは、「ピルグを養子だと思えばいい。連れて来て!今日中に元の家に戻って、あなたに一生添い遂げる。有責配偶者はあなたで、レベッカは私の娘よ。レベッカもミセス カンも私のものよ」と提案する。

そんな中、ピルグが中国遠征から帰ってくる。
しかしお迎えにドンベクの姿はなく、ピルグはショックを受ける。
一旦、市場の店主の家でドンベクの迎えを待っていたピルグだったが、トクスンが家の外で自分の陰口を言っているのが聞こえ、1人で自宅に帰ろうとする。
すると玄関の暗証番号が変えられており、家の中に入れないことでさらに怒りを募らせるピルグ。
店主からの連絡を受け、ドンベクとヨンシクが自宅に向かうと、玄関の前でピルグは座り込んでいた。
ヨンシクがすぐに暗証番号で解錠すると、ピルグは「番号を変えた?おじさんは知ってるね。おじさんと結婚するの?母子2人暮らしより、母子とおじさんの方が恥ずかしくて変な家庭だ!」と訴える。
ドンベクは背中を叩いて叱ろうとするが、「お母さんは迎えに来ないし、暗証番号も変わってるし、地球滅亡みたいだった」と泣き叫ぶのだった。
その夜、チャヨンはオンサン派出所を訪れて、「広域捜査隊よりも優秀だそうですね。お手並を見せて。私は24日の夜にチェ・ヒャンミを見たんです」と証言を始める。
そして当日、バイクがトラックに積み込まれどこかに運ばれる様子を目撃したと言うのだ。
「暗いのにトラックのライトが消えてたんです・・・」とも話す。
するとジョンスクが割って入り、「見た気がする。スクーターを積んだ車。見たわ!」と言う。
ジョンスクはその日、具合が悪くなりタクシーで病院で向かっていたところ、怪しいトラックを目撃。
「確かジョンニョルの車とすれ違ったわ。道端に車を止めて、大声でわめき散らしてた」と記憶を思い返すジョンスク。
ヨンシクは「結論を言います!ヒャンミさんを見た人たちは、容疑者でなく目撃者だったのです!最高の手札だ!きっと犯人が見つかります」と手がかりを見つけたことに大喜びする。

翌日、ヨンシクはジョンニョルから無事にドライブレコーダーの映像を手に入れる。
その後、カメリアへ向かったジョンニョルは「大丈夫か?怖かったろ!こんな怖がりが殺人犯に狙われるなんて。一緒に暮らそうとは言わない。せめて生きてくれ!最後のお願いだ、ソウルに行こう。脅されて暮らすことはない」とドンベクに伝える。
「あなたと暮らしてた時、家賃の心配はなかったけど、楽じゃなかった。辛かった。でも最近は楽なの。経験したことのない気分、だから諦めて。もう放っておいて」と提案を断るドンベク。
対するジョンニョルは、「ピルグをくれ。殺人犯が来る店なんかに、いさせたくない」と話すのだ。

その頃、ピルグを心配していたジョンスクは偶然を装い、下校中のピルグに会いにいく。
一緒に食事をしていると、「おばあちゃんが去ってからため息ばかりついてるし、宅急便が来ると玄関に走っていく。だから帰って来て、お母さんが泣くから。お父さんと暮らすことにした」とピルグは決意を明かす。
ジョンスクと別れた帰り、トクスンのケジャン屋に寄ったピルグは、「お母さんはいい人です」とだけ言い残し、お店を後にする。

その夜、派出所ではヨンシクらがジョンニョルのドライブレコーダー映像を確認している。
トラックのナンバーを照会すると、それは盗難車で、車の所有者はフンシクだというのだ。

カメリアでは、ドンベクとジョンニョルの話の着地点が見つからない。
その時、ピルグが帰ってくる。
そして突然、「お父さんと暮らす」と言い始めるのだった。

椿の花咲く頃 17話感想

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ギュテやジェシカの容疑は晴れて、予想はしていたものの何となくスッキリしました!
その一方で捜査線上に上がったのはフンシク。
ジョンスクは以前から、フンシクが怪しいと断言してきましたが、この6年間足取りが掴めなかったのが気になります・・・
(ということは、やはりヨンシクが優秀なのでしょうか!笑)

ヒャンミ殺害の事件当日、フンシクがトラックの盗難を届けていて、仮に実行犯がフンシクの父親であれば、不審な点が多いですよね。
ピルグはというと、トクスンが自分を邪魔者扱いしていることを知り、自ら身を引こうとしてジョンニョルと一緒に住むことを決意します。
まだ8歳だというのに、なんて大人な考え方をしているのでしょう!泣
次回のあらすじ更新もお楽しみに〜♪

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椿の花咲く頃画像は公式サイトより引用しております

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椿の花咲く頃|第17話の考察・伏線解説

第17話は、怒波里(ノパリ)という閉じた町の性質が最大限に機能する回だ。全員が全員を知っている小さなコミュニティにおける噂・偏見・連帯が、ドンベクとヨンシクの関係に直接的な影響を与える。

「逃げられない場所」の二重性

怒波里はドンベクにとって、逃げたいが逃げられない場所だった。しかし17話では、この「逃げられなさ」が「守られている」ことの証明に転じる瞬間がある。噂と偏見が渦巻く同じ場所で、ヨンシクと町の人々が盾になって彼女を守る——閉鎖性の負の側面と正の側面が同時に描かれる。

「怒波里(노파리)」という地名自体、「老婆の村」を意味する。外の世界から取り残された古い価値観を持つ場所として機能しながら、その中に宿る人間的な温かさも体現している。17話はこの二面性を最も効果的に使う回だ。

連続殺人犯の影が濃くなる

17話では犯人が身近に迫っている緊張感が増す。日常的な場面に挟み込まれる不穏なカットは、視聴者に「誰も安全ではない」という感覚を植え付ける。このサスペンスの積み上げ方は、ソ・ヒョンドク監督が「ひびき〜声の絆〜」でも見せた「日常とホラーの境界を曖昧にする」技法の応用だ。

ヨンシクの「普通の幸せ」への渇望

17話のヨンシクは、初めて「自分の幸せ」を口にする瞬間を迎える可能性がある。常に誰かを守ることを使命としてきた彼が、ドンベクとの未来を「自分のための願い」として持つことの許可を自分に与えるシーンは、このキャラクターの最も人間的な側面を見せる。カン・ハヌルの笑顔が武器になる回だ。

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