椿の花咲く頃 - あらすじ14話と感想レビュー
ドンベクに魔の手が忍び寄り、火災現場に取り残されることとなった前回までのお話。
結果、ヨンシクの鋭い勘が功を奏し、見事ドンベクの救出に成功しました!
そして遂にヨンシクはドンベクにプロポーズ♡
お互いの母親は結婚を許してくれるのか、そして犯人は一体誰なのか?
14話のあらすじ、スタートです!
椿の花咲く頃 14話あらすじ
時は遡ること、1987年の秋。
トクスンは夫を火災で亡くしていたのだ。
祭祀を執り行った際、「妻が悲運の持ち主であるがため、夫が天寿を全うできぬとは・・・」と言われてしまい、「なぜデタラメを?私の運命が夫を死なせたなんて!」と叫びながら訴える。
その後も、町の人々に「未亡人で気の毒だ」と後ろ指を指されるが、「人の人生をとやかく言わないで!見てなさい!子供たちはこの手で立派に育ててみせる」と決意を固めるのだった。
そんな辛く悲しい過去を持つトクスンは、ヨンシク怪我の一報を聞きつけ、急いで病院へ向かう。
病室に居合わせたドンベクが寄り添おうとするが、「帰って!早く!」と冷たく当たるトクスン。
その後、見舞いにきた所長とヨンシクの話を盗み聞きしたトクスンは、「殺人犯を追ってそんな目に?ドンベクが殺人鬼に狙われてるのね?」とヨンシクから真実を聞き出す。
ドンベクを迎えにきたジョンスクは、エレベーターから出てきたある男性と目が合った途端、隠れるようにドンベクを連れてその場を去って行く。
その頃、フンシクは父親の部屋を訪ね、「市場で火事が・・・知ってた?親父。言っただろ?何もしないでくれ!」と忠告する。
父親はオンサン病院の電話番号が書かれたメモを隠しながら、「生きてる。火をつけてみれば分かる。人間なら焼け死ぬが、魔女なら死なない」と不気味な発言をするのだった。
そんな中、ピルグの実の父親だと目をつけられているジョンニョルは、記者から尾行されていることに気づき、記者が乗る車のサイドミラーをバットで壊すのだ。
がしかし、「夫婦間の問題はごまかせても、婚外子となると話は別です。あなたの人生を左右する一大スキャンダルですから・・・」と記者から圧力をかけられるジョンニョル。
低姿勢になるしかないジョンニョルは、「子供のことは伏せてくれ。カネならいくらでも払う。今まで何もしてやれなかった子に、迷惑はかけたくないんです。横柄な態度も改めますから、お願いです」と記者に懇願する。
退院したヨンシクと所長は、セーターが見つかった湖にやって来た。
近所の住民に聞き込みをすると、先週の水曜日から防犯カメラが壊れているというのだ。
偶然にも、市場の防犯カメラも同じ水曜日から故障しているとか。
その時、湖からヒャンミが被っていた黄色のヘルメットが見つかる。
帰り道、「ドンベクさんには黙っててください。ドンベクさんの代わりにヒャンミさんが死んだのなら、ドンベクさんは耐えられないはず」と所長にお願いするヨンシク。
カメリアに帰って来たドンベクとジョンスクは、店の外で仕込み中。
その時、ある女性がやって来る。
名前はソンヒと言い、「彼女の娘だ」と名乗るのだった。
「認知症?正気で姿を現すのは、流石に無理だったのね・・・」と話し続けるソンヒ。
ジョンスクはソンヒを連れてどこかに消えてしまう。
その頃、ヨンシクはコペンハーゲン在住であるヒャンミの弟に電話をかける。
「あなたはご家族なんですから、捜索願を出してみてはどうかと?そうしていただければ我々も捜査を・・・」と提案する。
電話中、ヒャンミの自宅で通帳を見つけたヨンシクは、所長と取引履歴を調べることに。
とんでもない頻度で弟に送金していることが明らかとなる。
そしてギュテから数回に渡り、現金が振り込まれていることも発見するのだ。
時を同じくして、ギュテはチャヨンと離婚が成立する。
ドンベクはその後、「おばあちゃんにピルグと呼ばれたことある?」と尋ねる。
すると「お母さんがいない時だけ!本当は認知症なんかじゃないって言ってた」と答えるピルグ。
実は市場の店主たちは、ジョンスクが認知症のフリをしていることに気づいていたのだ。
そんな中、話をするために喫茶店へ入ったジョンスクとソンヒ。
「あんたたちはこの10年間、家政婦の私を詐欺師扱いした。なのになぜ私を捜すの?」と聞くジョンスク。
ソンヒは、「私たちは法的には親子なのよ」とだけ伝えるのだった。
ヨンシクと所長はギュテのところを訪ねる。
「なぜ洗車を?何かの証拠を消すためか?」とふっかけるヨンシク。
細かいところまで証拠となる写真を撮影していると、「これは血では?」とハンドルについた変なシミを見つける。
「ノ社長。24日の22時ごろどこで何を?署までご同行を」と伝え、ギュテは署まで連行される。
尋問を受けたギュテは、「本当に覚えてないんだ。あの日は飲みすぎてどう帰ったかも覚えてない」と答える。
しかし、あの酒に酔った夜、ヒャンミが配達に行くところを、ジェシカが運転する車にぶつけられ、田んぼの溝に落ちた場面を目撃していたのだ。
その時、ヒャンミは生きており、会話もしたことを思い出すギュテ。
「ヒャンミは逃げたのではなく、本当に行方不明なのか?携帯の位置情報は?」と尋ね、いとこが経営しているという携帯ショップへヨンシクらを連れて行く。
位置情報を調査すると、困ったことにオンサン湖の真ん中を示していたのだ。
ヒャンミのことがだんだん心配になるギュテ。
「ヨンシク、潜水隊を要請すべきか?」と所長が持ちかけると、「信号が来てるのに放っておけませんよ!」とヨンシク。
「ヘルメットとセーター、ハンドルカバーを鑑識に送ります」と続ける。
ヨンシクと所長は、ヒャンミがバイクで倒れた田んぼの現場に向かうが、ギュテもなぜだかついて来る。
酔っ払って記憶が曖昧なギュテは、自分が殺したのかと疑心暗鬼になる。
その様子を少し離れた影からジェシカが見つめていた・・・
その晩、何事もなかったように帰宅するジョンスク。
「母さん、認知症じゃないんでしょ?なぜ来たの?答えてちょうだい」とドンベクは尋ねる。
「言ったでしょ?あなたのために何か1つはしてあげると・・・」と答えるジョンスク。
ドンベクは「母さんが恐ろしくなってきた。見知らぬ客よりも考えが読めない。事情なんて知りたくない」と突き放すのだった。
翌日、ヨンシクの通院に付き合うドンベクに、ヨンシクは「今夜、僕の家に!」と誘う。
治療中も、医師や看護師の前で「プロポーズもしたんだし、今夜来てくれますよね?」と話を続けようとするヨンシク。
最初は照れていたドンベクだったが、「何時に?」と聞き、「この年で家に呼ぶ理由を聞くなんて、わざとらしいでしょ!嫌な人ね!」と顔を赤らめる。
ヨンシクは「怪我をしてるのに1人で頭を洗えと?無理でしょ?これくらいは頼める仲かと!」と伝えるが、自分は誤解していたことに恥じらい、病室を出て行ってしまう。
すると、前回ジョンスクが病院で目線を合わせた男性と鉢合わせする。
「先日、母といるときにお見かけしたんですが・・・」とその男性に話しかけると、彼は医師であることが発覚。
どうやら週に1回、ジョンスクが通院しているというのだ。
その後、ジョンスクを焼肉に誘ったドンベクは、「母さんの身の上話はどうでもいい!」と言いながら、ジョンスクの手にフォークを握らせ、肉を食べるよう説得する。
ジョンスクは泣きながら、「あの時のことを今でも覚えてるなんて・・・」とこぼす。
「当然でしょ?捨てられた日に食べた肉や注文した順番、母さんの一言一句、あの日の母さんの匂いまではっきりと覚えてる。まだ7歳の女の子が、捨てられた日のことを数え切れないほど思い返した。それでも母さんを憎めない自分が腹立たしい・・・私に会いにきた本当の理由は?」とドンベク。
「捨てた娘に腎臓をもらいに来たの?育ててもいない娘によくも・・・でも納得のいく話だわ、娘を捨てるような人だもの。娘の名前を聞かれたら、知らないと言って!」と言い残し、ドンベクはその場を去って行く。
ジョンスクはタクシーで帰っていくドンベクの姿を見つめるしかなかった。
帰宅したドンベクは出迎えるヨンシクを見た途端、涙が溢れ抱きついて号泣する。
「母さんなんか大嫌い。本当にあんな頼み事をしにここへ来たと言うの?ひどい母親だわ!信じられない!」と訴える。
椿の花咲く頃 14話感想
医者経由で、ジョンスクの体調が優れないこと、そして会いに来た理由が自分の肝臓を提供してもらうことだと知って、ドンベクはショックを受けていました。
ただ、私はそれだけが理由ではないと思うんですよね〜
ドンベクのピンチは、ジョンスクが助けてくれる場面もありましたし・・・
過去にドンベクを手放さなければならなかったのにも、なんらかの事情があるはずです。
ギュテはヒャンミが行方不明と知り、自分が殺したのかもしれないと不安が尽きません。
しかし、現場検証の様子を遠くから見つめていたジェシカも、怪しさ抜群です・・・
そしてなんといってもフンシクの父親。
市場の放火と殺人の犯人なのでしょうか?!次回のあらすじもお楽しみに♪